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【KIT×NTT-AEスマートエネルギーラボの取り組みを国際的に発信】 国際電気標準会議(IEC)ワーキンググループ委員が直流電力融通システムを視察し意見交換

本学とNTTアノードエナジー株式会社は、環境省の補助事業を受け、扇が丘キャンパス内に直流電力融通システムを共同で構築し、2023年11月から本格運用を開始しています。

この直流電力融通システムは、キャンパス内に太陽光発電設備と蓄電池を設置し、北校地、南校地にそれぞれ直流1500V、直流380Vの自営線網を構築して両校地間の電力融通を行いながら、直流のまま効率的に余すことなく有効に利用するシステムであり、カーボンニュートラルの実現やエネルギーレジリエンス強化の観点からも、国内外から高い注目を集めています。

このたび、電気及び電子技術分野の国際規格の作成を行う国際標準化機関である国際電気標準会議(International Electrotechnical Commission:IEC)のメンバーが5月30日(木)に本学を訪れ、直流電力融通システムを視察した上で、KIT×NTT-AEスマートエネルギーラボの関係者と意見交換を行いました。

今回来訪されたのは、IECの中で電力供給システムに関わる規格を扱う第8技術委員会の下にあるWGの委員で、座長のXiaodong Yuan氏を含む海外委員7名と日本委員3名、およびオブザーバー2名の合計12名が出席しました。

当日は、直流電力融通システムの概要についてKIT×NTT-AEスマートエネルギーラボの泉井所長からWG委員に説明した後、各関連設備等を視察しました。視察時には、電気自動車(EV)のチャージャー接続端子の標準化仕様や、蓄電池の充電量測定仕様等について質問があったほか、その場で具体的なディスカッションがなされるなど、国際標準化の点からも高い関心が寄せられました。さらにその後の意見交換の場では、直流電力融通システムの接地方法や保護方法についても議論が交わされ、本直流電力融通システムにおける技術力の高さや先進性について国際的に発信し、理解を深めていただく好機となりました。

こうした国際会議を含む様々な関係委員会?研究会等を通じて、KIT×NTT-AEスマートエネルギーラボの取り組みをモデルケースとして国内外に発信することで、成果が地域全体さらには国内外に広がることが期待されます。

なお、来年度のIECのテクニカルレポートIEC-63282-101に、この直流電力融通システムが我が国初の本格的システムとして事例掲載される予定です。

直流電力融通システムの概要について説明する泉井所長(右)

電気自動車(EV)について意見交換する泉井所長(左)とIECワーキンググループ委員

蓄電池について説明する泉井所長(右)

直流電力融通システム全体について意見交換する泉井所長(右から3人目)とIECワーキンググループ委員

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