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【講演奨励賞受賞】
岡田 豪 研究室のフェルナンデスさんが「アマゾン流域における地層の年代を求めるための蛍光体材料の開発」で

大学院工学研究科バイオ?化学専攻に研究生として在籍中のフェルナンデスさん (岡田 豪 研究室所属)が応用物理学会 極限的励起状態の形成と量子エネルギー変換研究グループ第16回研究会(福井)において「講演奨励賞」を受賞しました。同賞は上記研究会において行われた38件の学生によるポスター発表の中から、最も優秀であると認められた3件の発表に対して送られました。

「講演奨励賞」を受賞したフェルナンデスさん

[発表タイトル]Effects of Silver Doping on the Thermoluminescence Properties of Sodium Borate

[著者]C. P. Fernandes1,2, G. Okada2, S.H. Taumi1, R. R. Rocca1(1. Univ. of Sao Paulo, 2. KIT)

【受賞したフェルナンデスさんの研究について】

ブラジル?サンパウロ大学から留学中のフェルナンデスさんは、南米?アマゾン地域における地層などの年代を測定する手法の研究に取り組んでいます。我々の生活する環境や地中などには微量の放射性物質が存在し、わずかな放射線エネルギーを日々放出し続けていますが、年代測定ではこの環境放射線レベルを正確に測定することが重要とされています。

フェルナンデスさんは環境放射線を測定する手法として、ナトリウムホウ酸塩(Na2B4O7)ガラスに銀(Ag)イオンを微量添加した物質に着目し、この物質が熱蛍光特性を持つことを明らかにしました。ここで熱蛍光とは、ある物質に熱を加えることにより生じる発光現象のことであり、その発光強度は加熱前に物質中に蓄えられたエネルギーに比例します。すなわち、放射線エネルギーを蓄えることにより生じる熱蛍光強度は、蓄積された放射線の量を反映しているため、熱蛍光により放射線量を測定できることを意味します。

フェルナンデスさんは、上記材料の熱蛍光特性について研究を行い、その発光強度から被ばく線量を測定できること、添加Ag濃度によって感度や安定性が変化すること、観測する発光の波長により線量計としての特性が大きく変化することなどについて報告しました。

地中の鉱物なども同様の特性を持つことが知られており、地層から抽出された鉱物が蓄積し続けた放射線量の情報と、現地での環境放射線量とを比較することにより、その地層の年代を求めることができます。

(関連ページ)

応用物理学会 極限的励起状態の形成と量子エネルギー変換研究グループ 第16回研究会(兼 第32回次世代先端光科学研究会)

バイオ?化学部 応用化学科 岡田 豪研究室 


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