- 虎ノ門大学院ブログ
- 2023年03月29日
虎ノ門キャンパスで令和5年度の入学式を挙行。20代~60代の多様性と向学心に溢れる社会人大学院生30名をお迎えしました。
新虎通りに咲くコブシの花が見頃を迎えた 3月26日(日)午前11時、東京都港区の虎ノ門キャンパス13階にて、令和5年度の大学院入学式を挙行しました。この度、イノベーションマネジメント研究科の8期生(2004年の開設から数えると20期生)として、30名の社会人をお迎えしました。その他、1科目から学ぶ科目等履修生として、1学期と2学期を合わせて33名が入学します。当日は、ハイフレックス形式で進行し、対面参加の方とオンライン参加の方がいらっしゃいました。学長式辞はビデオ録画を視聴、新入生代表宣誓は対面形式で行いました。
本研究科は、『教育付加価値日本一』を目指す金沢工業大学のフラッグシップ拠点として、“虎ノ門”に設置した社会人向けの大学院です。MBA?知的財産?メディア&エンタメ?AIビジネスといった実務スキルを、トップマネジメント中心の実務家教員による少人数制教育を通して提供し、これまで約700名の修了生を輩出してきました。また、虎ノ門キャンパス周辺では、2023年秋に開業する「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」が注目を集めており、ショッピング施設やエンタメ施設に加えてハイクラスホテルや情報発信スポットなどが続々とオープンします。
新入生の年齢層は幅広く、上は60代から下は20代まで、平均年齢は41歳です。今年は男性が6割、女性が4割を占めます。一般企業に勤務するミドルマネジメントを中心に、企業経営者、電機メーカーの知財部員、外資系企業のコンサルタント、空間プロデュース企業の執行役員、ファミリービジネスの承継者、大学の教員、官公庁の職員、テレビ局の著作権担当者、航空会社のデータアナリスト、IT企業のデザイナー、バイオベンチャーの技術部員、一級知的財産管理技能士、医師や博士号取得者など、ビジネスの第一線で活躍する方ばかりです。
大澤学長の式辞に耳を傾ける新入生
大澤敏学長は、話題のChatGPTとの対話から生まれた興味深いエピソードを紹介しながら、「この虎ノ門キャンパスには、これまで聞いたことのないような体験をしてきた多様な先生が集っています。人と共感する生の体験を積みながら、深く理解しあえる友人や同僚、個性あふれる先生方とイノベーションとマネジメントについて議論を重ねる中で、皆さん一人ひとりの創造性に磨きをかけください。仕事を持ちながら、自己の研鑽を積まれようとしている皆様方の向学心に敬意を表します」と、式辞を述べました。
続いて、令和5年度の新入生を代表して安達生武さん(放送局勤務)が演台の前に立ちました。科目等履修生を経て本科生となった安達さんは、「私たち新入生は、大学院生としての誇りを持ち、学則を守り、学生の本分を自覚し、勉学に邁進することをここに誓います」と、力強く宣誓し、加藤浩一郎専攻主任と固い握手を交わしました。当初の予定通り、11時20分過ぎに盛大な拍手をもって式典は終了しました。
令和5年度の新入生を代表して宣誓した安達生武さん
残念ながら今回も、全体の顔合わせを兼ねた立食形式の懇親会?パーティーの開催は叶いませんでしたが、式典終了後には事務室スタッフがひとりずつ自己紹介を行い、「これから1年間、皆様の修学を全力でサポートします。お困りごとや不安な点があれば、遠慮なくお声掛けください」と、新入生に対して歓迎の意を表しました。
そして、入学式が終わるとホッとする間もなく、新年度を迎えます。4月1日の土曜日から2日間連続の「戦略思考要論」集中講義がスタートします。年度末に急いで参考資料やテキストを取り寄せたり、事前にケースを読み込んだりと、これも毎年恒例のハードスケジュールで、働きながら学ぶ社会人向け大学院ならではと言えるでしょう。
新しい生活スタイルに慣れるまでは、お仕事と学業の両立、ご家庭との兼ね合い、大変だと思いますが、くれぐれも体調管理には気をつけて頑張って欲しいと思います。修士課程の授業やゼミ指導、研究活動の場を通じて、どのようなイノベーションが起きるのか、今から楽しみです。ご入学おめでとうございました!